国土交通省の調査では、平成30年度のホイール・ボルト折損等による大型車の車輪脱落事故発生件数は81件(うち人身事故3件)となり、前年度に比べ14件増加し、3年前の2倍に急増しています。
事故の再発防止を図るため、昨年度から取り組んできた緊急対策に平成30年度に発生した事故の傾向対策を追加した「令和元年度緊急対策」が国土交通省により策定されましたのでお知らせいたしますとともに、「令和元年度緊急対策」の確実な実施をお願いいたします。
平成30年度 車輪脱落事故発生状況
【主な傾向】
・大型車の車輪脱落事故は、冬期(11月~2月)に集中(全81件中54件(66%))。
・北海道、東北、北信など積雪地域での発生が多い(46件(56%))。
・車輪脱着作業後1ヶ月以内に発生した脱落事故が61%を占める。
・脱着作業実施者別は、大型車ユーザー(自家整備)49%、整備工場21%、タイヤ業者24%、不明6%となっている。
・車齢4~6年の車両に脱落発生が多くみられる(38%)。
・脱落するタイヤは左後輪が全体の91%を占め、脱落が左後輪に集中する傾向は変わらない。
大型車の車輪脱落事故防止のための「令和元年度 緊急対策」
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